島を旅する

ホーム島を旅する小豆島:山本貴道さん、中村好伸さん、立花律子さん

小豆島:山本貴道さん、中村好伸さん、立花律子さん

小豆島


山本貴道さん 自然舍(じねんしゃ)

山本貴道さん 自然舍(じねんしゃ)

「小豆島」という名前から、小さな島と思っている人も多いかもしれません。でも、小豆島は瀬戸内海で2番目に大きい島。海、山、オリーブ、醤油に素麺、棚田に農村歌舞伎・・・。いろいろな素敵をたくさん持っている島です。これだけ広いと「どこからどう巡ったらいいんだろう」、と悩む人も多いのでは。そんな時は島に暮らす人に聞くのが一番。一緒に巡ってもらえたら、さらに楽しくなると思うのです。島に暮らす3人のガイドさんを訪ねました。

7年前、小笠原から小豆島に帰郷。ガイドの仕事を始めた山本貴道さん。きっかけはシーカヤックでした。「カヤックで海に浮かびながら、自然とひとつになる感動を味わいました。その時、思い出しました。小豆島にも美しい自然があって、そこで生きている人たちがいる。小豆島で人と自然をつなぐ仕事をしよう」。故郷を離れ、その素晴らしさにあらためて気づいた山本さん。だからでしょうか。山本さんと巡る小豆島は新しい発見に満ちています。偶然入った脇道で思いがけない風景に出会う。島の人と交わす言葉も新鮮です。「僕自身、毎日、新しい発見と出会いを繰り返しています。そのたびに島や島で暮らす人たちのことが好きになります。そんな小豆島の時間を届けることができたらいいなあと思っています」。


「波穏やかな瀬戸内海はカヤックをやるには最適な場所。海の上に座っているような不思議な感覚が味わえます」。

滝の上からこわごわ下を覗き込む!?こんな体験ができるのも こんな体験ができるのもガイドさんがいるからこそ。


中村好伸さん 小豆島元気プロジェクト

中村好伸さん 小豆島元気プロジェクト

醤油工場やもろみ蔵、佃煮工場が並ぶ「醤の郷」。屋根瓦、焼板の壁、バス停のベンチまでが醤油の菌で黒く色づいています。醤油の香りが漂う通りに立ち、「ここは小豆島の原点とも言える場所。ここから島巡りをはじめて欲しい」と語ってくれたのは、産業観光ツアーの企画など、長年小豆島の町おこしに取り組んできた中村好伸さん。
「小豆島の醤油造りは400年の歴史を持っています。島にはオリーブ、そうめん、ごま油など、様々な産業がありますが、その原点は醤油だと思います」。実は中村さん、醤油スイーツ「醤油プリン」や新名物の「ひしお丼」の開発にも参加した方。その裏話も聞けるかもしれません。

そして、もうひとつ。中村さんがぜひ紹介したいと語るのが島出身の小説家壺井栄の『二十四の瞳』。「地元に住む者ならではの昔話も交えながら、小説の舞台小豆島をご案内します」。


小説『二十四の瞳』

「小説『二十四の瞳』、そして古き良き小豆島の姿を次の世代に伝えていく。私の大切な役目です」と中村さん。

中村さんが生まれ育った堀越の海。

中村さんが生まれ育った堀越の海。「島らしい風景」と中村さん。堀越は、壺井栄の夫で詩人の壺井繁治の生誕地。「『二十四の瞳』のモデルは掘越分教場であると言われています」。


立花律子さん ドリームアイランド

立花律子さん ドリームアイランド

ガイドツアーと聞くと、決められたルートを決められた時間内に巡るというイメージがありますが、立花律子さんが案内してくれるツアーは、ちょっと違います。「水を張った棚田もきれいだけど、冷たい風のなか、大きく手を振って歩く冬の棚田も楽しいよ」。「この葉っぱ触ってみて。ベルベットみたいでしょう」。「あそこのお店のおじちゃんはね…」。まるで島の友だちに案内してもらっている感じ。同じ歩幅で歩きながら、知識だけではなく、心のままに感じたことも伝えてくれます。「もう一歩足を伸ばしたら素敵なものに会える。もう少し歩いたら面白い場所がある。特別なことを紹介するのではなくて、私たちが日々のなかで見つけたこと、居心地のいい場所を紹介しよう。そう思ってきました」。そろそろ休憩したいなと思うころ、さりげなくリュックからお茶とフルーツを取り出して「この辺りでお茶しましょう」。そんな心遣いもうれしかったり。女性の一人旅やリピーターが多いのも、わかるような気がします。


定家葛(ていかかずら)

「本当は定家葛(ていかかずら)っていう名前なんだけど、花びらがプロペラみたいで、ジャスミンの香りがするから、私はプロペラジャスミンって紹介してます(笑)」。

棚田百選にも選ばれている中山の棚田。そのすぐそばにドリームアイランドが経営するカフェ「こまめ食堂」がある。


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